聖なるチベット
目次
アンデシンってこんな石!
- 聖なる石
- 別名「チベットナイト」「チベットサンストーン」
- 変化と調和のエネルギー
- 霊性の高い石
- 大粒のものは「幻の石」
- 和名「中性長石(ちゅうせいちょうせき)」
アンデシンの意味
アンデシンは2002年にアフリカ・コンゴ民主共和国で発見された石ですが、もともとはチベットで産出されていたと言われており、古くから「聖なる石」として崇められ一部の聖職者の間で祭祀などに使用されてきました。そのことから別名「チベットナイト」や「チベットサンストーン」と呼ばれることもあります。
変化と調和のエネルギーを持っているため、自身が抱える問題を受け入れることを促し、そして自分のなかで調和させることで解決へと導いてくれます。自分が本当に求めていることは何なのか?問いかけ、魂が望む方へと示してくれるでしょう。子供から大人になるにつれて自分の思いとは違う道を選択することもあります。そのため、ときには心に蓋をしてしまい見えなくなってしまったりもするでしょう。アンデシンはそんな心の奥底に秘めたものに気付かせてくれるパワーを持っています。
また、自分とは違う価値観や考え方、環境などを受け入れることができるよう働きかけてくれますので、様々な角度から物事をみれるようになります。色々な気づきをもたらし魂の成長を促してもくれるでしょう。それは感情にも作用をし、変化における葛藤や苦しみ、辛さなども受け入れることができるようになります。持ち主が安定した心で本当に望む未来へと進んでいけるよう導いてくれるでしょう。
さらに、霊性の高い石ですので、持ち主を守護しご先祖様とよりつながれるようになる石でもあります。そして、大切な人と信頼関係を築き、自身も相手も愛で満たすパワーを持っていますので、愛する人と深い絆で結ばれるようサポートしてくれるでしょう。愛し愛されるパートナーシップを求めている人はピアスなどアクセサリーとして身に着けておくのがおすすめです。あなたの魅力を高め、愛で溢れる関係を育てていけるようになります。
鉱物としてのアンデシン
アンデシンは「ムーンストーン」や「サンストーン」「ラブラドライト」などと同じ長石の仲間で、カルシウムやナトリウムの比率によって呼び名が変わります。アルバイトとアノーサイトが6:4の比率がアンデシンですが、比率によってはラブラドライトが含まれることもあります。
また、珪酸塩鉱物で無色から赤まで様々なカラーがあり、変色効果をみせることもあるのが特徴です。閃緑岩や閃長岩などの火成岩中で生成され、角閃岩や白粒岩の岩積中に含まれる有機物質から生成されることもあります。
お手入れ方法
アンデシンは紫外線に弱く色褪せすることもありますので、太陽光での浄化は避け直射日光が当たらない場所で保管しましょう。
また、水にも弱い性質を持っていますので、クラスターや月光浴で浄化するようにしましょう。
選ぶ時のポイント
アンデシンはモンゴルなどで採れるものは黄色系のものが多いのですが、赤や緑に比べると人気が低いため加熱処理で赤褐色に変えている場合もあります。
また、モロッコ産のものは色が薄いことから、加熱処理をしてチベット産として流出していることもありますがアンデシンには変わりはありません。ですがチベット産のものを求めている場合は注意して選ぶようにしましょう。
なかなか見分けるのは難しいですが、大きい粒であるにもかかわらず安価なものはモロッコ産の可能性が高くなりますので、見分け方のポイントとして覚えておきましょう。
アンデシンと相性の良い石
◎ アンデシン × テクタイト → 生きる方向性を見極める組み合わせ
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◎ アンデシン × ジェイド → 目標に向かい突き進む組み合わせ
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◎ アンデシン × ムーンストーン → 血液の流れを促す組み合わせ
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◎ アンデシン × 水晶 → 直感力を高める組み合わせ
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アンデシンの魅力とは
アンデシンの魅力とは、やはりその豊富なカラーバリエーションでしょう。白や灰色、黄色や赤色、緑色など様々な色がありますが、赤色系のもが高品質とされています。
特にチベットで産出されるものが美しいことで有名ですが、採掘が難しいためとても希少な石です。そのなかでも特に鮮やかな赤色の石は「チベットナイト」と呼ばれており、光にかざすと美しい緑色が現れます。銅の含有によるもので大粒の結晶のもは「幻の石」として非常に希少価値のあるものです。
データ
英名 | Andesine |
和名 | 中性長石 |
産地 | チベット、モンゴル等 |
硬度 | 6~6.5 |
比重 | 2.55~2.63 |
結晶系 | 三斜晶系 |
成分 | Na(Alsi308)70~50(CAl2Si208)30~50 |
浄化法 | クラスター、セージ、月光浴 |
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