渓流の宝石
目次
ジェイドってこんな石!
- 5月の誕生石
- 「仁・義・智・勇・信」五つの徳が備わる石
- 再生と復活の象徴
- 「魔法の石」「奇跡の石」
- ビジネスの成功
- 和名「翡翠輝石(ひすいきせき)
ジェイドの意味
ジェイドは一般的には5月の誕生石として知られており、その歴史は日本が最も古く縄文時代から勾玉として使われていました。
中国では「玉(ぎょく)」と呼ばれ、『仁・義・智・勇・信』五つの徳が備わる石として位の高い人々が身に着け、そしてダイヤモンドより価値があるとされジェイドは正妻に、第二婦人にはダイヤモンドを贈っていたと言われています。秦の始皇帝の遺体が玉で覆われていたように、ジェイドは「再生と復活」を象徴し神秘的なエネルギーがあるとも信じられていました。
また、古来より世界各地では強力な護符や魔除けの石として崇められており、また「豊穣・生命・再生」をもたらし、「神聖な石」として大切に扱われていました。権力者や高貴な人々に愛され、なかでも西太后は熱狂的なコレクターだったそうです。古代マヤ文明では、再生を願い死者の口にジェイドを含ませたとも言われています。
天の智恵を授け人徳を高める力を持つジェイドは、繁栄と成功を象徴していることから「魔法の石」「奇跡の石」とも呼ばれており、ビジネスの成功をもたらしてくれます。ブレスレットなどアクセサリーとして身につけておくことで、冷静な判断ができるよう促し、最も有益な道へと導いてくれるでしょう。
そのようにジェイドは、精神と体の源であるとされていることから、強い精神力と突き進んでいく体力をもたらしてくれるため、困難にぶつかっても折れない忍耐力を養ってくれます。目標や願いがある場合には、チャレンジし続けれるようパワーを与えてくれるでしょう。
恋人や夫婦などでお互いにジェイドを持つと、関係を保ち絆を深めてくれるとも言われています。より深い絆で結ばれ確かな信頼関係を築くことができるでしょう。
鉱物としてのジェイド
ジェイドは、硬玉(ジェダイド)と軟玉(ネフライト)の二つに分類され鉱物学上ではまったく異なる石で、薄いグリーンや濃いグリーン、白色やブルー、パープルや茶色などがあります。
見た目では硬玉と軟玉の区別は難しく、基本的には硬玉のみが宝石として扱われており、中国など安価で流通しているものは軟玉です。ヒスイ鉱石が50%以上含んでいるものを宝石と指しており、それ以外のものは価値が低く評価されています。
和名「翡翠輝石(ひすいきせき)」と言われていますが、本翡翠は「インペリアル・ジェイド」とも呼ばれ、美しい深い緑色をしており最高級品として人気を誇っています。
お手入れ方法
ジェイドは硬度が高いため割れにくいですが、紫外線に弱く色褪せしてしまうこともありますので、太陽光での浄化は避け直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
満月の夜に月の光にあてたり、セージの煙にくぐらせたりと、その時ピンときた方法で浄化するといいでしょう。
選ぶ時のポイント
ジェイドは様々な色がありますが、色合いが綺麗なものを選ぶようにしましょう。綺麗なものほど価値が高くなり、深いエメラルドグリーンをしたインペリアル・ジェイドは驚くほどの値段がついています。
また、昔は綺麗な緑色の石はすべて翡翠と呼ばれており、インド翡翠(グリーンアベンチュリン)・アマゾン翡翠(アマゾナイト)・ニュージェイド(着色したカルサイト)など、現在もその名で流通している場合もありますので、注意して購入するようにしましょう。
ジェイドと相性の良い石
◎ ジェイド × ルチルクォーツ → 洞察力と活動力を高める組み合わせ
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◎ ジェイド × カーネリアン → 人生の転機に力を与え切り拓いていくサポートをする組み合わせ
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◎ アメトリン × スギライト → 幸運と長寿の御守りの組み合わせ
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ジェイドの魅力とは
ジェイドの魅力とは、綺麗な鮮やか緑色をしていることでしょう。神聖な鳥として「渓流の宝石」と呼ばれている翡翠(かわせみ)の美しい鮮やかな姿から、「翡翠」と言われるようになったとされています。
データ
英名 | Jade |
和名 | 翡翠輝石(ひすいきせき) |
産地 | (硬玉)ミャンマー、アメリカ、ロシア (軟玉)ニュージーランド、カナダ等 |
硬度 | 6.5~7 |
比重 | 3.25~3.36 |
結晶系 | 単斜晶系 |
成分 | NaAlSi206 |
浄化法 | クラスター、セージ、月光浴、流水 |
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