黒より黒い石
目次
オニキスってこんな石!
- 成功の象徴
- 強い意志のパワー
- 守護の石
- 自制心・判断力・決断力を高める
- 魔除けの御守り
- 和名「黒瑪瑙(くろめのう)」
オニキスの意味
オニキスは、爪の意味を持つギリシャ語「Onyxis」が由来とされています。古くでは白い節目のある瑪瑙(アゲート)のことをオニキスと呼んでおり、その節目が爪に見えることからその名がついたと言われています。現在は黒色の瑪瑙ことを指しています。
世界各地で産出される石のため様々な別名を持っており、ヨーロッパでは、黒色をしているオニキスは「魔女の石」として恐れられていたとされています。中東では「悲しみの石」、中国では「不幸をもたらす石」とされ決して誰も触れなかったと言われています。
そのように様々な呼び名があるオニキスは「成功を象徴」しており、持ち主の中心軸を安定させる働きがあります。困難にぶつかっても途中で投げ出さず最後までやり遂げる、強い意志のパワーをもたらしてくれるでしょう。
そして、「守護の石」とも呼ばれており、外部からのマイナスエネルギーをはねのけ守ってくれます。冷静に物事を判断できるよう邪心を取り除き、自制心・判断力・決断力などを高めるサポートをしてくれるでしょう。周囲の意見に振り回されやすかったり、挫折しやすい場合にはブレスレットやペンダントなどアクセサリーとして身につけておくのがおすすめです。自分の考えや気持ちがブレないよう支えてくれるでしょう。
さらに、パートナーとの関係でネガティブな感情が湧き起こり、精神的に安定しないときにも心を落ち着かせてくれますので、不安からの行動がなくなり、より良い関係を築いていくことができるでしょう。
また、古代ペルシャやインドなどでは「魔除けの御守り」として使われており、旧約聖書などの歴史的書物にも名前が記されています。キリスト教ではそのような意味を持つことから、ロザリオの石として用いられていました。
鉱物としてのオニキス
オニキスはガラス質の光沢を持っていますが、鉱物学的には黒瑪瑙(アゲート)で、水晶と同じ石英になりますが、さらに分類すると「カルセドニー」に属しています。
また、現在は黒色の瑪瑙のことをオニキスと呼んでいますが、ほとんどのブラックオニキスは人口処理によって染色されているものです。
なかには黒色の部分が、褐色から赤色をしている「サードオニキス」と呼ばれているものもあり、ハッキリとした縞模様を持っています。
そして、オニキスの白と黒の縞模様の白い部分だけを使った「ホワイトオニキス」、その他にも茶色や緑色をしているものもあります。
お手入れ方法
オニキスは紫外線に弱く色褪せすることもありますので、太陽光での浄化は避け直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
また、人工的に染色しているものも多いので色落ちの原因になる場合もあります。そのため、流水での浄化も避けるようにしましょう。
選ぶ時のポイント
オニキスは、人工処理のものが多いのですがオニキスのパワーに影響はありませんので、どちらを選んでも良いでしょう。
また、縞模様があるタイプとないタイプがあり、一般的に流通しているのはないタイプになります。そのため縞模様があるタイプは値段が高くなっています。
オニキスの原石は黒色に平行な縞模様の瑪瑙ですので、原石と人工処理された光沢のあるものをそれぞれ楽しむのもいいのではないでしょうか。
オニキスと相性の良い石
◎ オニキス × アメジスト→ 困難な目標を達成するための、強い精神力を維持する組み合わせ
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◎ オニキス × アンバー × スモーキークォーツ→ 心身を安定させ病気を予防する組み合わせ
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◎ オニキス × ヘタマイト→ 邪念を払い除け勝利を勝ち取る組み合わせ
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オニキスの魅力とは
オニキスの魅力とは、漆黒の輝きと表面のツヤのある光でしょう。その吸い込まれるような黒色から高い人気を誇っています。
また、「マットオニキス」と呼ばれツヤを消しているものもあり、光沢のあるオニキスとは違ったカッコイイ魅力を放っており、とくに男性から多くの支持があります。ブレスレットなどメンズアクセサリーとして恋人へのプレゼントにもおすすめです。
データ
英名 | Onyx |
和名 | 黒瑪瑙(くろめのう) |
産地 | インド、ブラジル、ドイツ、スリランカ、中国、チェコ等 |
硬度 | 7 |
比重 | 2.55~2.70 |
結晶系 | 六方晶系 |
成分 | Si02 |
浄化法 | クラスター、セージ、月光浴 |
[…] オニキス […]